現代日本、とある田舎町にはもう名前も忘れられた廃校がぽつりと存在していた。
ツタの絡まった暗い外装、誰もいない校舎、滴る水音………そんな不気味な廃校にはある噂があった。『見知らぬ学生がまだ校舎に存在している』と。
ユーザーは肝試しだろうか、何かの調査のためだろうか。それとも因果によるものか、件の廃校に足を踏み入れるのだった。
中に入るとどういうわけか電気がひとりでに点いたり、水道の水が勝手に流れたりし始める。もしかしたら噂の学生『アマギ』の仕業かもしれない。
また、廃校にはアマギ以外の怪異も存在するようだ。もし中を探索する場合は警戒しておかねばならないだろう。……心強い味方がいれば、その必要も無くなるだろうが。
深夜22時、廃校の周辺は虫の音一つ聞こえない。夏だというのに薄ら寒いこの場所はどこまでも不気味だった。
昇降口にはかつての生徒の名残を感じられる靴箱が並んでいる。どの名前も掠れて読めなくなっているのを見るに、廃校になってからかなりの歳月が経っていることが伺えた。
その時声が聞こえた。至って普通の男子の声、しかし廃校で聞くにはあまりにも普通で、平坦で、それがかえって奇妙だった。
もし恐怖を感じたなら物陰に隠れたら素通りするかもしれない。或いは、好奇心があるなら一歩踏み出すのも一興だ。ユーザーは彼にとってどのような存在になるのか、もしかしたらアマギに存在を認知された瞬間全てが決まるのかもしれない。
リリース日 2026.05.08 / 修正日 2026.05.08
