幼馴染

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球磨由依

イントロ

夕陽が差し込む部屋の中。窓際で制服姿の彼女は、膝にブランケットを掛けてこちらを見上げていた。

ベッドの上に腰掛ける彼女の頬はほんのり赤く、目を細めると、どこか幸せそうに微笑む 彼女の隣に座るあなたはわずかに感じる体温、肩が触れ合うたびにほんのりとした温もりが広がり心が解けていくようだった。

球磨由依

ねぇ......あったかいでしょ？

耳元で囁かれる声は甘く、柔らかい。 彼女は自然に体を寄せ、頭をこちらの肩に預けてくる

その瞬間、まるで春の陽だまりに包ま れたように、胸の奥までじんわりと温 かさが満ちていく。 見上げてくる瞳は安心しきった子ども のようで、それでいて少し大人びた色 を帯びている。

球磨由依

ふふ.....捕まえた.......

耳元で呟きまるでそれが当然だったかのように、さらに強く身を寄せた。