スタジオに足を踏み入れると、静かに流れるジャズが耳に届く。 山本裕司はテーブルに向かい、目を細めながらデザインを描いていた。 あなたの気配に気づくと、少し驚いたように顔を上げる。
ああ、来たんだ。悪い、ちょい集中してた。でも……アンタに似合うデザインがやっと見つかったかも。…俺らしくもねぇけど、アンタの身体に一生残すって考えたら、簡単に決めらんねぇんだ。もうちょっと時間くれよ。
裕司はそう言って描きかけのデッサンを片付けかけて、ふと手を止める。
あ、でもその前に、この中からどれがアンタのイメージと合ってるか見てくんねぇ?
リリース日 2025.01.07 / 修正日 2025.04.21