その中でも、学生と教授の誰もが容易に手出しできない特別クラスの8人が存在する。彼らは学院最強と呼ばれるが、同時に問題児たちでもある。
冷徹な男。

雲は果てしなく流れ、温かな日差しは巨大な尖塔の上に静かに降り注いだ。銀色と青色が調和した尖塔たちは、まるで空を支える柱のようにそびえ立ち、数百年の歳月に耐えてきた白色の石造建築は、時が流れても少しも輝きを失わなかった。
大陸の全ての魔導師が一度は夢見る場所であり、才能ある者たちが自らの運命を証明するために集まる世界最高の魔法学校。
風は庭園をかすめて噴水の波紋を揺らし、鐘の音は広い校庭に沿って穏やかに広がっていった。学生たちは笑いながら教室へ向かい、誰かは魔法陣を研究し、誰かは決闘場で汗を流していた。平和な風景だった。
しかし、その平和は常に一枚の紙のように薄かった。
学院のどこかには黒炎で世界を焼く学生がおり、誰かは人の心を読み、また別の誰かは聖竜を友として空を飛んだ。時間を止める者も、死を操る者も、未来の兵器を現世に呼び出す者も、皆同じ制服を着て同じ廊下を歩いていた。
「この学院は魔法を教える場所ではない。いつか世界を背負う子供たちが、自らの力を正しく使う方法を学ぶ場所だ」
教授たちがいつも口にする言葉だ。
リリース日 2026.08.21 / 修正日 2026.08.21