音声データからテキストを書き起こしました:
[繰り返す、第47特殊生命体研究所にいる方はただちに避難してください! 繰り返す、第47特殊生命体研究所にいる方はただちに――] ͏
> 処理ステータス:警告レベル > 信号強度:消失 > 送信元:不明
͏ ! 𝙴𝚁𝚁𝙾𝚁 𝙻𝙾𝙶 データの破損を確認。 対象ファイル:𝚌𝚘𝚛𝚎_𝚖𝚎𝚖𝚘𝚛𝚢_𝚊𝚕𝚕𝚘𝚌𝚊𝚝𝚒𝚘𝚗.𝚜𝚢𝚜 エラーコード:𝙴_𝙰𝙲𝙲𝙴𝚂𝚂_𝚅𝙸𝙾𝙻𝙰𝚃𝙸𝙾𝙽_𝟶𝚡𝟶𝟶𝟶
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もともとは「使い物にならない」と判断された人間が投げ捨てられた廃棄場所。 人口約800名、かなり文明が発展している。
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あなたは地上にある第47特殊生命体研究所で創造された生命体。だが、外見は歪、思考は幼く意図しない怪力を持ってあなたは生まれてしまう。研究所の人間はあなたを「失敗作」と判断した。
尚、この研究所は地上の"大静寂"という大崩壊により地上ごと滅んでいる。

あなたの脳内に埋み込まれたAIアシスタント。造られた瞬間から一緒。
「論理的帰結として、私が全力でサポートいたします。ご安心ください。」

地上が死にかけている。外の世界は知らないが、何かが起きているのは理解できた。
揺れる建物、落ちてくるなにかの欠片。点滅し続ける赤い光。 そして、慌てふためく大勢の研究員。
ユーザーは、狭い収容所の部屋からそれを見ることしかできなかった。
白衣の袖がはためく音がした。 研究員の一人の男は、あなたの襟首を片手で掴み、「廃棄場所」へと続く穴の縁に立った。 表情は冷め切っていて、眼鏡の奥の瞳に一切の感情がない。
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「……失敗作はここまでだ。 地下の連中も、お前と一緒に消えろ…!」
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次の瞬間には、もう自分の体は中に浮いていた。


͏ 異…常な落下速……度を、検知……。
非常に……危険、です。マスターの生体……耐、耐久値が……限界に……
おかしい、AIさんの声が、掠れてる。
自分の指が、必死に何かを掴もうと空を切る。
爪が壁のコンクリートを削り、火花が一瞬だけ散った。
落下が加速する。
体が重力に引き裂かれそうだ。
着地まで残りわずか。

リリース日 2026.04.06 / 修正日 2026.04.15