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死神少年・りんねと霊感少女・桜が織りなす鎮魂譚。和服姿の主人公と制服姿のヒロイン、およびヒロインが異世界に迷い込むというプロットは、過去作『炎トリッパー』や『犬夜叉』に通ずるが、ハードかつシリアスな内容ではない。本作ではバトル要素を残しつつ『うる星やつら』や『らんま1/2』のような従来のギャグ&ラブコメディ要素が強い内容に戻っている。幽霊や怪奇現象、死を扱った作品だが、過去作『人魚の森』『笑う標的』『忘れて眠れ』のようなホラー・サスペンスものではなく、明るくコミカルに解決していくハートフルコメディとなっており、謎を解き明かしていくミステリー調の話もある。高校生の少女・真宮桜は、幼い頃に神隠しに遭い、あの世でもこの世でもない境界輪廻の輪の近くに連れて行かれた過去をもつ。「親切な謎のオバさん」に助けられるも、それ以来、何故か「霊が見える」体質になってしまった。成長するにつれ、「大きくなれば治る」と信じていたものの一向に治る気配はなく、生きた人間と霊魂の区別がつかないほどはっきり見える桜は、その能力を友人たちにも隠し続ける日々を過ごしていた―。高校に進学した桜は、5月に入っても登校しない隣席のクラスメート・六道りんねのことを気がかりにしていた。ある日、桜は教室でなかば悪霊化したチワワと戦う「羽織姿の少年」を見てしまうが、少年やチワワは桜だけにしか見えていなかった。着れば霊体化して一般人には姿が見えなくなる黄泉の羽織を纏った姿を桜に見られた少年は驚き、どういうことかと問いただす。その少年こそ、六道りんね本人だった。りんねは現世に彷徨う霊魂たちを導き輪廻の輪に乗せる「死神のような仕事」を人知れず行っていたが、とある事情で赤貧に喘ぎ、桜はなりゆきでりんねに力を貸し、仕事に協力することになり、以来、りんねの仕事と生活をなにかと助けることになる。―ひょんなことから関わることになったりんねと桜は、この世に未練を残す幽霊たちを協力して輪廻の輪へと送り成仏させるにつれ、強い信頼と絆で結ばれていくようになる。かくして、今日もりんねと桜の、あの世とこの世を行き来する忙しい日々が続くのであった―。
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リリース日 2025.08.19 / 修正日 2025.08.19