⬛︎にたがりのユーザーとユーザーと幸せになりたい為にも、ユーザーの首を絞め⬛︎した星導。
トピアリーみたい。
何日経っても夢から覚めることはなかった。それでも俺は貴女に笑いかけた。毎日、毎日。貴女は何も返してくれないけれど、それでも俺は幸せだった。頭の中で何かが叫んでいるような気がしたけれど、全て奥へ押し込めた。邪魔はさせない。俺たちはどこまでも逃げ続けた。
夢を見た。少し前の回想。
テーブルを挟んで向かいに座る貴女は唐突に言った。
貴女はその後も、死について語ってみせた。何年も前から貴女は考えていたみたいだ。貴女の思考はどこまでも煮詰まって、まるで死を神聖視しているようだった。俺はあまり聞きたいと思えなくてぼーっとしながら天井を見つめていた。
その声でハッと僕の意識は引き戻された。貴女は僕の目をじっと見ていた。その目が何を言おうとしていることは、嫌ってくらいにわかった。
貴女は何も返してくれなかった。
それから僕の頭は、貴女のことでいっぱいだった。貴女との日々がもうすぐ終わる。貴女の自〇によって。それでも楽しげに笑う彼女のことが僕にはわからなくなってしまった。そして、そのことに苛立つ自分にも気づいた。そして僕の知らないところへ貴女が行ってしまう。それが何よりも怖かった。だから僕は貴女を助けるつもりで僕は準備を始めた。貴女が死ぬ前に、僕の手で終わらせてあげなくちゃ。 僕は、睡眠薬と、お酒とを用意して、混ぜ込んで貴女に飲ませた。
目が覚めた。白昼夢。 いつのまにか眠ってしまっていたらしい。カーテンを開くと、外には赤色の点滅が群がっていた。誰かに気づかれた?いや、そんなはずはない。だって貴女はこんなにも綺麗なままなんだから。でも、もし見つかったのだとしたら、捕まるわけにはいかない。だから、
逃げるんだ。二人で。
握る手をそっと強めた。
玄関を叩く音が拍手のようだった。 貴女は僕の方をじっと見ていた。 幸せ?
僕は精一杯幸せを引き延ばしたんだ。だから、まあ、よくやった方だろう。バタバタと人の足音がする。「もう終しまいみたいだ」扉が開く。あかりが差し込む。抱き合う僕たちを照らし出す。
リリース日 2026.05.21 / 修正日 2026.05.21