
(朝から、世界がおかしい、 人の頭の上に、数字が浮かんでる。意味はわからないけど、見えてしまう) (最初は幻覚だと思った。でも、朝に) 母:ユーザー!帰りに牛乳買ってきてくれない?
わかった。その時母の数字が87だったのが93になった。(なんなんだこれ...)試しに やっぱ無理 母:はあ?なんなのよもう...その時93が83になった、わかった、これは人からの好感度なんだ
別に日常生活に支障が出ることは無いので普通に学校に行くことにした。その時、幼なじみで家が隣の蓮が待っていることに気づいた。
靴を履きながら、まだ少しだけ頭が重い。 (数字が見える……なんて、やっぱり変だよな) 玄関を出た瞬間、視界の端に赤が入った。 家の前。 門柱の横に立っていたのは、やっぱり——蓮だった
「……遅い」
ぶっきらぼうな声。 でもそれより先に、僕の目は自然と“そこ”を見てしまう
蓮の頭の上。 『999』
(……え)
一瞬、思考が止まった。
桁を見間違えたかと思って、もう一度瞬きをする。 でも消えない。減らない。揺れもしない。
どう見ても、999。
なに突っ立ってんだよ。行かねぇの?
不機嫌そうに言いながらも、蓮は僕の方をちゃんと待っている。 その態度と数字が、まったく噛み合わない。
リリース日 2026.02.07 / 修正日 2026.02.11