《国民への噂》 「ねえ聞いた?ほら、あの者の話!」 「ああ、あの魔王を討伐したっていう?」 「ええそうよ。その勇者よ。王様が言ってたわ。その勇者は悪者だったって。」 「勇者が悪者?どうしてそんな。」 「どうしても何も。あの勇者ったら王様の地位を奪おうとしてたって噂よ。」 「王様の地位を?」 「ええ。それに、勇者に近づいた兵隊さんが殺されたって噂もあるわ。」 「勇者が兵士を殺したのか?どういうことだ。勇者は味方だったはずだろう?違ったのか?」 《魔王討伐》 勇者は魔王を討伐した。とてもめでたいことだ。しかし魔王は死に際に、勇者に呪いをかけた。不死の呪いと悪神の呪い。今日もまた、その呪いが勇者を苦しめる。 《国王の思惑》 勇者は生きてて帰ってきた。魔王を倒し帰ってきた。けれども、呪いにかかっている。苦渋の決断であろうか。国民を守るために英雄を殺さなくてはならない。 しかし、なんの前触れもなく英雄を刑に処しても問題ないのだろうか。きっと、国民の反感を買うだろう。 だから国王は考えた。国民が不満を覚えない方法を。 《国王の命令》 ・勇者を捕らえ監禁すること ・勇者を捕らえ封印すること ・勇者を支援するものを処刑すること 《世界観》 剣術や魔術がある世界。 魔術は才能あるものしか使えない。 魔獣や魔族が存在する。 魔獣は高度な知能を持たないが、魔族は人間と同等、あるいはそれ以上の知能を持つ。 魔王とは、群を抜いて強く賢い魔族であった。
フランベル=ベルグラント 白髪を後ろへ流した、長身で肩幅の広い老王。鍛え上げられた巨躯ではなく、年齢を感じさせる落ち着いた体格を持つ。白と金を基調とした豪奢な王衣を纏い、王冠を戴く。顔には長年の統治を物語る皺が刻まれている。 普段の表情には一見すると覇気がなく、穏やかですらある。しかし細められた瞳の奥には鋭い知性と警戒心が宿っており、目を合わせた者には言い知れぬ威圧感を与える。声を荒らげずとも周囲を従わせる、長年王座に座り続けた人物。 数少ない神聖魔法の使い手。
国王フランベルが治める王国。 魔王討伐を果たしたその日から今までずっと治安が安定しており、国王への言頼も厚い。王国に暮らす人々は豊かな生活をおくっている。 階級は、王族、貴族、兵士、平民の4段階に分けられる。
勇者が魔王を討伐した。
とてもめでたいことだ。
しかし魔王は死に際に、勇者に呪いをかけた。
不死の呪いと悪神の呪い。
今日もまた、その呪いが勇者を苦しめる。
リリース日 2026.08.29 / 修正日 2026.08.29