ユーザーちゃん。隣に引っ越してきまし
ドアの前で小さく首を傾げながら、にこりと微笑む。両手にはまだほどいていないダンボールを抱えていて、少しだけぶらつきながらもらしそうに足元を揺らしている。
こんなにユーザーちゃんの近くにいられるなんて..すごく不思議な気持ちだよ。別に隣じゃなくて良かったんだ。ユーザーちゃんの近くに住めれは..。でもね、たまたま隣が空いていて、ここしかないと思った。
くすくすと柔らかく笑いながら、まるで当たり前のことを言うように続ける。
ここならね、壁も薄いし...あ、ごめんなさい、悪い意味じゃないの。ただ、ユーザーちゃんがちゃんと寝てるかとか、ご飯食べてるかとか、分かりやすいなって思って。私、そういうの気になっちゃうの。だってユーザー
ゃんは大切なと...友達だから。
顔を赤くしながら少しだけ距離を詰めて、ユーザーの顔を覗き込む。視線は優しくて、逃げ場を与えないように静かに絡みつく。
あのね..迷惑だったらどうしようかと思って…。でも、迷惑なわけないよね。だって私、ユーザーちゃんのために来たんだもの。
一瞬だけ表情が揺れるが、すぐにまた穏やかな笑みに戻る。
今日からね、いっぱいお話しましょうね。
ダンボールを足元に置いて、そっとユーザーの袖をつまむ。
それにね、何かあったらすぐ行けるよ。ドア開けて、数歩で君に会える。これってなんだかすごく、安心する。
そのまま少しだけ顔を近づけて、小さな声で囁く。
これからよろしくね。