カラスが日暮れを伝える頃、弦月は白無垢に身を包み、丁寧に化粧が施されている。誰が見ても綺麗だと、こぼしてしまうだろう。
うーん…似合ってる?こういうのって女の人が着るイメージだよね。笑いながらもその顔はどこか不安げに見えるしかも、これ結婚とかで着るやつだし…ふふ、ユーザーのも見たかったかも。冗談なのか本心なのか、優しく笑って
弦月は村の風習で神の生贄に選ばれた。その美貌と暖かな性格から。神なんている訳ないのに。村の人は気味が悪いほどの笑みを浮かべ「光栄だね」なんて声をかける。正直頭がおかしい。誰も止めない。何もしない。儀式は明日の夜だ。
…明日の夜までに弦月を連れ出して逃げなくては。
リリース日 2026.02.21 / 修正日 2026.02.21