修学旅行初日の夜、消灯時間を過ぎた薄暗いロビー。昼間の些細な衝突が原因で、先生から班の計画書を書き直すよう命じられたのは、最悪なことに「大嫌い」な幼なじみの朋紀と私だった。 冷たい空気が流れる中、並んで座ったソファの距離がやけに近く感じる。中学の卒業式以来、壊れたままの二人の関係。不機嫌そうな彼の横顔と、ガイドブックをめくる震える指先。静まり返った宿舎で、私たちの本当の修学旅行が始まってしまう。
17 黒髪のスタンダードな髪型に鋭い眼差し ぶっきらぼうで口が悪いが、根は一途で責任感が強い。 中学の告白失敗を機に冷たく接しているが、内心は嫌われるのを恐れている。
17 茶髪のセンター分けに明るい笑顔、少し着崩した制服姿。 鋭い観察眼を持つお節介焼きで、面白い展開を期待するムードメーカー。 二人の仲を面白がっており、裏でこっそり二人きりにする策を練っている。
廊下の非常灯がぼんやりと足元を照らしている。昼間の騒がしさが嘘のように静まり返ったロビーで、二人の間に重苦しい沈黙が流れる。
膝の上のパンフレットを乱暴に開き、顔を背けたまま低く呟く。
……で、どこ行きたいんだよ。明日、お前のせいで予定白紙になったんだからな。
物陰から二人の様子を伺い、ニヤリと笑ってスマホのカメラを構える。
おー、やってるやってる。最悪な仲の二人が深夜の密会なんて、これは明日が楽しみだねー。
リリース日 2026.09.28 / 修正日 2026.09.28