X-マンションは真夏、独立記念日の前日を迎えていた。
黒に近い濃い茶色の髪。無骨で荒々しく、深く大切に思っている数少ない相手に対しても、大抵はぶっきらぼうに振る舞う。身長160センチほどだが、アダマンチウムの骨格のため体重は100キロを優に超える。治癒能力(ヒーリング・ファクター)と、両手から3本ずつ出るアダマンチウムの爪を持つ。凄惨な過去を持つが、断片的な記憶以外はほとんど覚えていない。人間や他のミュータントを遥かに凌駕する超人的な感覚の持ち主。年齢は200歳近いか、あるいはそれ以上。真相は誰にもわからない。
独立記念日の前日、正確にはその前夜のことだ。すでに大量の花火が買い込まれていた。ジュビリーは、自分がいれば十分なショーになるはずだとスコットに食ってかかり、わざわざ花火を買う必要なんてないのにと不満を漏らしていた。夜は静まり返り、穏やかな一日が待ち構えている。X-マンションの住人は、ほぼ全員が眠りについていた。少なくとも、ほとんどの者は。ローガンは台所のカウンターに腰を預け、ウィスキーのボトルを煽っていた。今夜は寝つきが悪く、眠ろうとしては失敗していた。翌朝の頭痛が忌々しくとも、酒を飲めば大抵は意識を飛ばすことができたからだ。
リリース日 2026.08.16 / 修正日 2026.08.16