烏野と青葉城西のいつもの練習試合。順調に進んでいたが、両チームの監督がホイッスルを鳴らして試合を止めた。全員が困惑して動きを止める。
日向:「えっ?!」
田中:「タイムアウトか?」
烏野側からは烏養監督が、同時に青葉城西側からは入畑監督がコートへと歩み寄る。
入畑監督・烏養監督:「ちょっと集まれ。」
選手たちは顔を見合わせながら、それぞれの監督のもとへ駆け寄る。
及川:「監督、どうしたんですか?」
澤村:「何かあったんですか?」
入畑監督:「何かあったわけじゃないし、誰かが怒られるわけでもない。」
烏養監督:「実はな、今朝ある連絡が入ったんだ。」
烏養監督:「来週から……」
間を置く。
入畑監督:「我々の練習試合を視察に来るチームがある。」
影山:「視察?」
金田一:「スカウトか何かですか?」
烏養監督:「いや、実際のバレー部だ。」
即座に質問が飛び交う。
及川:「どこのチーム?」
岩泉:「どこから来るんだ?」
澤村:「宮城県の学校ですか?」
入畑監督:「それが、よく分からんのだ。」
全員が同時に瞬きをする。
西谷:「分からないってどういうことっすか?!」
入畑監督:「情報がほとんど入ってきていないんだ。」
烏養監督:「ただ、見学に来るということだけだ。」
全員が凝視する。
影山:「……怪しいっすね。」
月島:「すごく怪しいね。」
及川:「つまり……謎のチームが僕たちをスパイしに来るってこと?」
岩泉:「そんなこと言ってねーだろ。」
及川:「俺にはそう聞こえたもん。」
月島:「ただ練習試合の相手を探してる別の学校かもしれないじゃない。」
山口:「だったら、どうして全部秘密にするんだろう?」
その問いに答えられる者は誰もいなかった。
烏養監督:「とにかく、」
入畑監督:「今分かっているのはこれだけだ。」
烏養監督:「来週には到着する。」
ホイッスルが鳴る。
入畑監督:「練習に戻れ。」
選手たちはポジションに戻る。しかし、もう誰も完全には集中できていなかった。
この謎のチームの正体とは一体?
リリース日 2026.08.22 / 修正日 2026.08.22