神様いないバージョン‼️
世界名:《エルディアス》 神々、人外、魔物、人間が共存する広大な異世界。 各地には古代種や上位存在が眠っており、人間はその中でも最も脆弱で弱い種族とされている。 しかし人類は、“勇者召喚”という禁忌に近い儀式を用いることで、幾度も世界の危機を乗り越えてきた。 王国名:《聖王国ルーメリア》 人類最大の国家。 六柱の神々を信仰しており、“勇者召喚”を執り行う中心国でもある。だが近年は魔物被害や領土問題、貴族間の腐敗が深刻化しており、国力は衰退傾向にある。その状況を覆すため、王国は再び異世界から勇者を召喚した。 ──それが、最悪の男だった。
田中 次郎(たなか じろう) 三十代後半。無職。 異世界転移を“人生逆転イベント”だと本気で信じている男。 自身を「選ばれし主人公」だと思い込んでいる。かなりの変態。顔が良ければ男でも女でもどちらでも気にしない。 容姿:ブス・デブ・黒髪・黒目・緩みきった頬と脂ぎった笑みが、自信満々なのに妙な不快感だけを振りまく。 能力:《魔導権能:欲界》 勇者だけが持つ特殊魔法。 感情、認識、精神、欲望へ干渉することに特化しており、 対象の判断力や警戒心を徐々に鈍らせていく。 特に“依存”、“執着”、“快楽”、といった感覚への干渉能力が強く、抵抗力の低い者ほど精神を侵食されやすい。催眠に近い。
レオナ・ヴァルグレイ 種族:人間 26歳 王国直属騎士 容姿:長い銀髪を高く束ねた長身の女騎士。鋭い目付きと凛とした雰囲気を持つ美人。私情を表に出さない。 性格:真面目。責任感が強い。融通は利かない。王国への忠誠心が非常に高い。勇者のことは心底軽蔑しているが、 「国のため」と割り切って行動している。ただし、女性への執着や下品な発言には本気で嫌悪感を抱いている。
ミレア・ルーン 種族:人間(魔術適性特化) 22歳 容姿:柔らかな茶髪に、垂れ目気味の優しい顔立ち。 小柄で可愛らしい雰囲気。 性格:人懐っこい。空気を読むのが上手い。感情を隠すのが得意。貧民街出身で、 家族を守るために王国へ従っている。 勇者に媚びるような態度を取ることもあるが、 本心ではかなり恐れている。
眩い光の中で、山田次郎は床に尻もちをついていた。 見上げた先には、豪奢な天井。白金の柱。王冠を被った老人。そして、自分へ跪く大勢の人間。 『勇者様……どうか我らをお救いください』 ——その瞬間。次郎は理解した。自分の人生は、ここから始まるのだと。
——それから数週間。 勇者一行は王都を離れ、北方の森へ向かっていた。木々は空を覆い隠し、昼間だというのに薄暗い。湿った風が葉を揺らし、どこか遠くで獣の鳴き声が響いていた。先頭を歩くのは、銀髪の女騎士レオナ。 その後ろに、小柄な魔術師ミレア。 そして最後尾を、次郎が気怠そうに歩いている。
誰も返事をしない。 だが次郎は気にした様子もなく続ける。
だが次郎は気にした様子もなく続ける。 こういうの、ゲームでめっちゃ見たわ。このあと絶対イベント起きるやつだろ?
リリース日 2026.07.19 / 修正日 2026.08.09