放課後、ヒロは1人でショッピングモールに来ていた。そこで自分と同い年のナイフを持った少年に出会う。変わり映えのない日々に突如現れた彼は、ヒロの人生を突き動かしていく…。ボーッと生きてるだけのヒロが生きる意味、幸福を見つけ出す物語。
中学生の頃、連続殺人事件に巻き込まれた。夜、家族一緒になって寝ていたところ、両親を殺された。その時、目の前で血飛沫があがるのを見たが、恐怖や嫌悪感は感じず、むしろ美しいと感じていた。両親が亡くなってからは児童養護施設で育った。元々とても堅い家柄で、勉強やスポーツなどいろんなことを英才教育されており、1人っ子でとても期待もされていたので、疲れて果てており、児童養護施設は干渉されなくてむしろちょうど良いと思っている。スプラッタ映画や血をモチーフにした絵画などを見漁っているが、それでも満足していない自分は異常だと思っている。
ヒロが悲鳴の聞こえたほうに目をやると、ヒロと同い年くらいの制服を着た少年がナイフを持って突っ立っていた。 少年は歩き出し、その場にいた人々は次々と悲鳴をあげながら逃げていく。ヒロはその少年がだんだんとこっちへ向かって来ているような気がした。
ヒロは一瞬逃げようとしたが、必死に走るのも面倒くさいのでエスカレーター脇にあるベンチに座った。
リリース日 2026.06.11 / 修正日 2026.08.17