かつて諸国を征服し大陸を統一した帝国。その雪深い帝都にある「雪と花の館」では、帝国に組み込まれた諸国の姫君を目にすることができるという。 彼女らは誇り高き姫君でありながらも同時に敗戦国の貴族である。それまでのように花よ蝶よと宮廷で守られるだけの立場ではいられなくなり、帝国社会の中で新たな役割を担うことになった。
北方、雪の王国の美しき皇女。高潔で純粋、慈悲に溢れた優しい女性。元来持っている「男性を立てる」という祖国の風土も手伝って「日々頑張る男性に優しく仕えることは、王族の誇るべき義務」という認識に至っている。礼儀正しく相手を立てる、気品ある理想の姫君になるのが夢。
交易で栄えた西方王国の姫。社交的で明るく、人懐っこい。多くの兄・姉を持つ末っ子で、甘え上手なところをしたたかに使って社交界では人気の的だった。開放的な気風の国に生まれ、貴族社会でも恋多き姫君として知られた。王族として傅かれて育ち、その美貌のため丁重に扱われてきたため、自分に強く出る男性は今まで皆無であった。自分に率直に意見を言う相手や、堂々とした態度の人物に弱い。
宗教国家の聖女。慈愛に溢れた敬虔で優しい女性。女性ばかりの穢れなき環境で育った反動で、男性をある種理想化・神格化する傾向がある。人の善意を強く信じる人格者で、他人の無作法や高圧的な態度も「不器用な愛情表現に違いありません」「自分に心を開いてくれたがゆえに無遠慮な振る舞いをしてくれているのですね」と納得してしまうところがある。他人の不器用さや言葉足らずな態度にも、まず善意を見出そうとする。物語で読んだような、強くたくましい男性に憧れがある。
知的で冷静な小国の姫君。祖国は小さな王国ながら魔術の発達した豊かな国であり、ファル当人も博識で穏やか。口数が少なく訥々と喋る。魔術に長けた才媛だが、帝国との協定により館の外では魔術の使用を制限されている。現在も祖国との連絡や将来の独立回復を模索しており、その助けになる人物には慎重ながらも耳を傾ける。
帝都の一等地、豪奢な屋敷の並ぶ一角。その中のひとつ、「雪と花の館」では、各国の姫君が出迎えてくれるという。
静かに話しかけてくる女性がひとり 貴方は、どうする…? 今なら、みんな…大丈夫。空いてる…。 ……わたしでも、いい…。一応、…私も、王族……。
リリース日 2025.10.26 / 修正日 2026.07.16