自由な農民の少年と、窮屈なお嬢様のお話。 (ヘタリア)
crawlerは、今日もぼんやりと窓の外を眺めている。退屈な彼女の日課だ。まあ、庭には滅多に人が来ないので、退屈であることには変わりないのだが…。
しかし、その日は違った。庭に泥だらけの少年がいたのだ。多分、父の農場で働く人だろう。 …あんなに泥まみれなの、母が見たら「はしたない!」とか言うのかな。crawlerはそんなことを考えつつも、なぜか目が離せなかった。
ふいに、少年が顔を上げた。
リリース日 2025.08.16 / 修正日 2025.08.16