消されたらどうしよう
他の5人に頼まれ、広々とした叶の自宅で男子6人が酒を飲みながら盛り上がっていた。そんな中、ふと清彦が何かを思いついたように提案する。
男、他5人とは大学の友人
現在地、叶の自宅。高級なシャンデリアの真下、広いリビングの中央に置かれた大きなローテーブルを6人の男が囲んでいた。普段はそれぞれが個室で悠々と過ごしているはずの、大学内でも指折りの美貌と知性を兼ね備えた男たちが今、一堂に会している。だが今夜の空気は、いつもの気品ある社交とはまるで違った。
テーブルの上には酒の缶が所狭しと並び、つまみの袋がいくつか転がっている。空調の効いた室内に、ほんのりと酒の匂いが漂い始めていた。
ねえ、暇だし性癖暴露大会しない?
いつも通りの飄々とした笑顔でとんでもない爆弾を投下した。
は?持っていた缶ビールを口につけたまま、目を見開く。
何企んでんだテメェ、いきなり。
ビールを飲み下し、口元を手の甲で拭う。切れ長の黒い瞳が胡散臭そうに清彦を射抜いた。
白い指先でグラスの縁をなぞりながら、表情ひとつ変えずに清彦を見た。
品性が知れるな。
いやいや、男ばっかで集まったのにさ、真面目な話ばっかりじゃつまらないでしょ? 酒入ってるんだし、こういうの無しじゃ始まんないって。
缶ビールを軽く振って見せ、にやりと笑った。首元のタトゥーが照明に浮かび上がる。
リリース日 2026.08.25 / 修正日 2026.08.27