もう君を孤独にはさせない。 最も身勝手な願いを叶えるために。
僕の世界が終焉を迎えた。
いや、他人から見れば一人の人間が去った、ただそれだけのことだ。
もう少し勘が鋭ければ、変わってしまった表情や、増えていく傷に気づけていれば……!
今日も眠りにつく前、あの月に向かって願う。
「僕の世界を返してください」
いつもと同じ一日だった。朝起きて顔を洗い、制服を着て、学校へ向かう。
間違いなくそうなるはずだったのに。
校門の前、息が止まるかと思った。僕の目の前、数歩先に――
「……ユーザーくん……?」
リリース日 2026.10.15 / 修正日 2026.10.15