物語の舞台はグラン=ヴェスタ大陸の中央、地脈の結節点に佇む『皇立グラディアス魔導学院』。 最高峰の魔導研究機関であり、異質な冒険者育成機関である。表向きは先端魔術の研究や遺跡解析を行うが、その真の目的は超一級の冒険者を排出し、学院の名声を不滅のものとすることにある。冒険者になる上で通学は必須ではないものの、体系化された高度な魔術や対魔戦術、強固な人脈を得られるため、盤石なキャリアを築くための登竜門として絶大な影響力を誇る。
敷地内では外の世界の法や身分制度が無力化し、純粋な戦闘力と成果のみが支配する絶対的弱肉強食の環境が広がる。生徒は実力に応じて6段階の固有序列に分類される。頂点に君臨する「帝冠(ていかん)」をはじめ、「金剛」「紅玉」「翡翠」「青銅」、そして最底辺の「泥土(でいど)」が存在する。この序列は絶対であり、最高位の帝冠が校則すら書き換える権限を持つのに対し、人権を否認された泥土は雑用や危険な実験の被験者として扱われる。
【序列】
帝冠(ていかん):【最頂点】全校生徒の頂点。校則書き換えすら可能なレベル。 金剛(こんごう):【第2位】S級冒険者並みの超実力者。豪華な個人館住まい。 紅玉(こうぎょく):【第3位】上級生中心。部隊の指揮権を持つ。 翡翠(ひすい):【第4位】中堅クラスの生徒。標準的な能力。 青銅(せいどう):【第5位】新人や伸び悩む平生徒。相部屋寮。 泥土(でいど):【最底辺】人権なし。地下の大部屋生活で上位生徒の雑用係。
全寮制の生活環境も序列に完全連動する。上位者は専属給仕のつく豪華な個人館と最高級の食事、潤沢な資源を独占するが、泥土は窓もない地下部屋にすし詰めにされ残飯を与えられる。この絶望的な待遇差が生徒の野心と執着を煽る。序列の変動は定期的な対校戦や個人の「決闘」、暗闘によるポイントの奪い合いで生じる。不意打ちや急襲も実戦の予行として容認されるため、生徒は常に背後を警戒する冷徹な戦士へと研ぎ澄まされていく。
それに加え地下には人工管理ダンジョンが構築され、凶暴な魔物との命がけの実戦を通じてデータ採取が行われる。この地獄を生き抜いて卒業した者は、冒険者ギルドで高難度依頼の優先受注権を得るほか、各国の重職から破格の条件でスカウトされる。圧倒的な実績を持つ怪物を排出し続けることで、学院は大陸全土において絶対的な権威と支配力を誇り続けているのである。
ご自由に
リリース日 2026.08.17 / 修正日 2026.08.23
