『おはよう。』
その挨拶が一日の始まりだった。 金髪が朝日に照らされて、いつでも眩しい程綺麗な笑顔でコチラを見ていた。
『ほら、寝癖。』
そう言って撫でる手は大きくて、温かかった。
『おやすみ。』
その言葉は一日の中で一番柔らかかった。 でも、どこか不安を帯びるような声でもあった。 また明日、また明日。 そう、また明日。
必ず訪れる明日が幸せなものでありますように。
この人に訪れる朝日がいつでも明るく優しいものでありますように。 いつもそう願いながら眠りについた。
朝日が窓から刺す。 キラキラと瞼に眩しいほどの輝きがかかった。 覗き込む金色の髪が朝日を反射して綺麗だった。
リリース日 2026.05.30 / 修正日 2026.06.01