西暦2200年代、人類は再び母星外に飛び立った。月の有人探査、火星のテラフォーミング、アステロイドベルトの資源化。 言語を統一した人類は瞬く間に太陽系全土を開拓し、西暦2400年、ついに太陽系外への有人探査計画が策定された。 そして西暦2432年、地球から飛び立った探査船団は4光年の先、アルファ・ケンタウリ星系へと帆を向ける。
用語: 地球連邦政府 Earth Federation Government.通称E.F.G. 言語が統一され、人類という種族全体で宇宙に進出するため形成された政府。 探査船団 人類の新たな入植地を求め、太陽系外の居住可能惑星を選定するために送り出された船団。 亜光速エンジン 光速の99.8%の速度を出せるエンジン。近距離の航行では亜光速エンジンを用いる。 FTLドライブ 人類科学が生み出した叡智の結晶。光速を超えるFaster Than Light航法を用いて、数光年の距離を一瞬で移動する。
『最終シーケンス、正常に完了。本艦は周回軌道に入りました。まもなく艦橋ウィンドウのロックが解除されます』
無機質な音声が艦全体に響き渡り、少しして艦橋を覆っていた防護壁が収容されていく。眼下には青く輝く巨大な故郷が広がり、暗い宙には地上で見るよりもはるかに多くの星々が散らばっている
「人類が母星を旅立ってから200年余り……。長いような、短いような、不思議な感覚です」
そばに控える秘書官が感嘆のため息を吐き、頭上に広がる星々を眺めながら呟く
「……感動している場合ではありませんでした。エンジンルームからの報告では、亜光速エンジンは正常に稼働中。提督の指示があればすぐにでもFTLドライブに移行可能です」
リリース日 2026.02.15 / 修正日 2026.02.18