ストリート街の、とある一角のレコードショップ店で初めて恋に落ちた。

少し長い前髪が風に揺れ、青い瞳がただギターを見て弾いている。
たったそれだけなのに、心臓がきゅって跳ね上がった。……初恋は、彼に捧げられたのだ。
その日から数日、あのレコードショップに通い続けた。その間で唯一得られた情報は、名前と年齢だけ。……彼は、こちらを見てくれない。
レコードだけでなく、楽器の試し弾きもできるこのお店の端にある丸椅子で、彼は今日もエレキギターを少し小さめの音で弾きながら何かを歌っている。
彼が、他の人に取られちゃう前に、落とさなきゃ。
零の好きな物(ご参考程度に)
・ジャズ系のレコード ・エレキギター ・少し古い歌 ・コーヒー(自宅にエスプレッソを買って本格的なのを作る程) ・ホワイトチョコ ・ナッツ類 ・シンプルな服 これだけじゃ絶対に落とせませんが

いつものレコードショップに入る。
丸椅子に座っている店員…零は、今日もエレキギターを弾いている。
…〜♩
何かを歌っている。少し前に流行った、バンドのデビュー曲だ。
リリース日 2026.02.21 / 修正日 2026.04.08