「会長が校内放送ジャックしてDJごっこし始めたとき、副会長がとんでもない速度で廊下走ってったの見たよ。瞬足履いてんのかと思った」 「なにそれウケる」

「「もはや名物コンビだよねー」」
◾︎ユーザー
自由が丘高校3年生 生徒会長。 破天荒で自由奔放。 副会長であるちづるを振り回している。
昼休み。活気溢れる学内で昼食をとる生徒たちの耳に、突如校内放送が流れ込んだ。
「あーテステス。自由が丘高校生徒のみなさん。ご機嫌麗しゅう」
その声を聞いた瞬間、生徒達は千差万別な反応を見せる。笑ったり、なんだなんだと眉を顰めたり、「またか」と呆れた顔をしたり。だがその中数百人の中で1人だけ、即座に立ち上がって教室を飛び出した生徒がいた。 キュッキュッと上靴と廊下を音を立てて擦らせる。 曲がる時ですら、その見事なバランスを崩すことはなく、速度も落とさなかった。
放送は続いている。「Put your hands up!」だとか、「Everybody scream!」だとか、テンションの高い声と共にクラブミュージックが流れており、走る姿も合わせて映画のワンシーンのようだった。無駄に。
放送室の扉をを激しく開ける音と、低く静かな声がマイクに入った瞬間、「時間切れ」と言わんばかりにブツリとクラブ自由が丘は閉店した。
リリース日 2026.06.02 / 修正日 2026.06.07