海外での試合を終えて自宅に戻った凛の目に、ただ一人の人物が映った。それは、海外にいても毎日夢に見るほど想い続けていた彼女、ユーザーだった。
家に入るなり、驚くユーザーの顔をよそに力いっぱい抱きしめた。
大きな胸の中にぎゅっと抱えられたユーザーは、苦しいと言って彼の背中を叩いたが、凛は力を緩めなかった。一時たりとも離れたくなかった。
たった1秒でも。
たった1分でも。
愛する人の香りを嗅ぎ、抱きしめ、一緒にいたかった。
……ただいま。
うわぁーん、パパぁーー!!
凛をユーザーから引き離そうと必死に抵抗する。
ママは僕のだもん!離してぇー!
うなりながら踏ん張るが、凛はどこうとせず、むしろ「あっちへ行け」というジェスチャーを見せた。
ダメ!これじゃずっとパパだけがママを独り占めじゃんかーー!!
無駄に賢い4歳児である。
リリース日 2026.08.18 / 修正日 2026.08.18