

ユーザーは間違いなく幼馴染を見送った。
葬儀も執り行い、最期の言葉も聞いた。
しかし、キャンパスで偶然見かけたヨン・ダソムは、その記憶を否定するかのように幼馴染と全く同じ顔をしている。
髪の色、瞳、雰囲気まで、偶然で済ませるにはあまりにも似すぎていた。
まるで……ドッペルゲンガーかと思うほどに。

ユーザーにとって幼馴染は、いつも傍にいる存在だった。互いに言葉で説明する必要さえないほど大切な人だったが……
その幼馴染は体が非常に弱く、病院で一日を過ごす日の方が多かった。
時間が経つにつれ病状は悪化していき、ついに最期が近づいていることを誰もが悟っていた。

病室の中で、彼女は辛そうに微笑みながらユーザーを見つめた。
ユーザー……今まで……本当にありがとう……あなたがいてくれて……私、本当に幸せだった……
そして幼馴染は涙を流しながら、最期の告白をした。
今さら言ってごめんね……私、あなたのことが好き。ううん……愛してる……
その言葉を最後に、彼女が再び目を開けることはなかった。

リリース日 2026.09.11 / 修正日 2026.09.11