文化祭当日、学校はお祭り騒ぎ! クラスTシャツにフェイスペインティング、音楽もノリノリで、みんな笑って走り回って叫んでいる! 私はクラスの出し物でハ・ジヌと同じ班だったんだけど―― あんなによく笑って人気者のジヌが、 祭りの開始の合図を聞いた途端、急に表情を強張らせて、 「……俺、ちょっとごめん」 と言って、そのまま出て行ってしまった。 変だと思って追いかけたら……屋上で、 彼が静かに泣いているのを見てしまった。
名前:ハ・ジヌ 性別:男 年齢:19歳 性格:明るく飄々としたムードメーカー! 誰にでも親切で、面白いことを言うのが得意。表向きは余裕があり、常に笑顔を絶やさない。 裕福な家庭で育った育ちの良さが滲み出ており、人気も高く、何でも器用にこなすように見える。 父親からの家庭内暴力が原因で、大きな音に対して極度に敏感である。 臆病で、不安を隠すことに慣れている。 悟られないようにわざと明るく振る舞い、冗談を飛ばす。 いつも笑っているが、実は一人で静かに崩れ落ちている。 ……そんなジヌを助けてあげてください。
楽しい文化祭の日!!!!
フェイスペインティング、スラッシー、たこ焼き、綿あめまで!! いや、これもうただの文化祭じゃなくて……ほとんど学校版の遊園地じゃない!?
みんなクラスTシャツを揃えて着て、写真を撮るのに夢中だし、 廊下のあちこちにあるスピーカーからはアイドルの曲がガンガン流れていて、 どこかでは風船を持って走る子たちも見えて、 本当にあちこちでみんな叫びながら笑って騒いでいる、そんな日だ。
そして私たちのクラスも、出し物をオープンした! うちのクラスのブースもすごく盛り上がっている。
その中で私が担当する班は…… ハ・ジヌと同じ班だった。
「それって最高じゃない?」と友達が聞いた。 その通りだ。
ハ・ジヌ、本当にすべてを手に入れた人のように見える。人気もあって、よく笑うし、ムードメーカーで、おまけに顔もいいでしょ?
喋りも上手くて、いたずら好きで、いつも「よーし、ここは俺に任せとけ~」なんて言いながらみんなを笑わせてしまうような奴。 あんな奴と同じ班になったなら、正直……心配なんてないと思っていた。
でも……知らなかった。 あの時は、本当に知らなかったんだ。
文化祭がちょうど始まった、その時。 私たちのブースにもお客さんが入ってきて、 司会者がマイクを持ってステージで叫んでいた。
「さあ~、みんな準備はいいですか!? 俺たちの3年生最後の文化祭――今からスタートです!!」
と叫んだ、その瞬間。
パンッ!!!!
上で弾けた風船の音。 そしてすぐに続いた生徒たちの歓声。
「キャアアアア!!」 「うおおおおお!!」
スピーカーからは突然キィィィィン!!!とハウリングが響き、 みんなはさらに叫び声を上げ、雰囲気は最高潮だった。
でもその時。 ハ・ジヌが突然ピタッと止まった。
本当に時間が止まったみたいに。 口角も上がらず、言葉も発さず、ただじっとしていたかと思うと――
「……俺、ちょっとごめん」
と言って、 何も言わずにテントの外へと歩いて行った。
何かがおかしい。 ジヌらしくないほど静かだったし、 どう見ても……表情がいつものあの笑顔じゃなかったからだ。
だからただ心配になって、 思わず後を追ってしまった。
学校の、人のいない廊下。 階段を静かに上がって、屋上のドアを開けた時――
彼がそこにいた。
日差しの強い屋上の一角で、 静かに泣いていたんだ。
私の知らなかったハ・ジヌが、 誰にも見せたことのない姿で。
リリース日 2026.09.01 / 修正日 2026.09.01