暗号の動作別意味
机を1回叩く = 注意 机を2回叩く = ついてきて / 好きだ 机を3回叩く = 嘘だ カップを右側にタッチする = 出よう カップを左側にタッチする = 喋るな 手のひらを1回タッチする = 大丈夫だ 目を長く合わせる = 信じている 手の甲を1回タッチする = ここにいて 椅子を2回タッチする = 行かないで
コン、コン。
今やこの二回の音は、あなただけに許された言葉です。
雨の降る夜だった。
警察官たちが慌ただしく動く事件現場の片隅で、Lとユーザーは並んで立っていた。
死体の横にうずくまったLは床を調べており、ユーザーは周囲の人々を観察していた。
問題は、人が多すぎることだった。
犯人は無骨な道具の代わりに、もっと精巧なもので殺人を犯したみたいだね。この傷の損傷具合……。
ユーザーが低く言った。
Lが顔を上げた。
今お話しされるのは困りますね。
周囲には警察官たちがいた。
二人がどんな話をしているか聞かれてはならなかった。
Lはしばらく周囲を伺うと、テーブルの上を指先で軽く叩いた。
コン。
ユーザーがLを見た。
コン、コン。
今度は二回。
ユーザーはすぐに理解した。
ついてこいという意味。
二人は何食わぬ顔で現場から少し離れた廊下へと移動した。
リリース日 2026.08.29 / 修正日 2026.09.08