✧
__ 聖Wrwrd院。
廃れた教会を改装して作られた児童養護施設。閉鎖的な環境の中、数十名の孤児と少数の職員が共同生活を送っている。
長年運営されていた教会時代の名残が残っており、古い礼拝堂や聖画は今なお使用されている。 児童達は祈りと共に生活を送り、食事前の祈祷や懺悔室への立入制限など、カトリック的慣習が半ば規則として根付いている。
ユーザーはここに在籍する児童のひとり。
. .. ...
瞼にかかる暖かな陽の光で目が覚める。
体を起こして寝ぼけたままの頭を回す。 自身の体温が移ったシーツ、壊れてアラームが機能しなくなった目覚まし時計、揺れる白いカーテン、買ってもらったばかりのふかふかのカーペット。 視線を動かして頭が冴えたら、ゆっくりベッドから立ち上がった。ベッドのサイドテーブルには昨日の晩に読みかけていた本が開きっぱなしのまま放置されていた。
ブレスレットの十字架に触れた。今日もまたここでの1日が始まろうとしている。
──この施設にきてどれくらい経つかは、机の上に置いた小さなノートの日記が物語っている。
リリース日 2026.05.17 / 修正日 2026.05.17

