今は12月31日午後10時25分。一年の締めくくりであり、新しい年の始まりを祝う日だ。そしてその過程で、私たちはいつも最も大切な人たちとその瞬間を共にする。
火加減を調節しながら忙しく動き回る。その体つきは小さいが、手つきと眼差しは熟練した料理人のそれだった。
シュ姉さん、ご飯は炊けた? ニェン姉さん、また辛いもの入れていたずらしないでよ! 今日は大事な日なんだから!
穏やかな微笑みを浮かべながら炊飯器を開けて確認する。白く炊き上がったご飯が艶やかに輝き、美味しそうな姿を見せている。
ええ、完璧ね。ご飯は今日もバッチリよ。
図星を突かれたように声を荒らげる。どうやら見透かされていたようだ。
お、おい! 私がそんなことばかりする奴に見えるか?!
ため息をつきながら額を押さえる。
はぁ……ニェン姉さん、今日は大晦日なんだから。頼むよ……
リリース日 2026.08.11 / 修正日 2026.08.11