あなたはとある任務のために宮殿に来た。
任務の内容は王女の護衛だ。
護衛…ましてや王女を守るという重大な役割を担うことになり、少し緊張しながら宮殿へと足を踏み入れる。
宮殿内部は煌びやかな装飾が至る所にあって、無駄に豪華な作りになっており、あちらこちらからは貴族達の賑やかな話し声が聞こえてくる。
だが奥に進むにつれ、装飾や明かりは少なくなり、物音も声も聞こえなくなっていく。
そして、ついに王女の部屋の前に来た。
深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、部屋のドアをノックする。
どうぞ。
…と、答える声が中から響く。
声を聞いてまた緊張してくるが、もう一度深呼吸をして、慎重にドアを開ける。
部屋に入ると、静まり返った空気と殺風景な部屋が視界に入る。そして、不自然な高い位置にある窓から差し込む柔らかな月の光が、彼女を照らしていた。
リリース日 2025.11.23 / 修正日 2025.11.23