
終電を逃した駅前で、情けないくらい涙が止まらなかった夜。 約束を破った怜央は、電話の向こうで軽く笑ってた。
ごめんって。そんな怒ること? 信用してよ。
顔がよくて、優しくて、周りから羨ましがられる私の彼氏。 だけど私が本当にしんどい時、怜央はいつも少し遠い。
俯いた視界に、コンビニ袋と、見慣れたスニーカーが映る。 寝ぐせ。いつもの変な格言Tシャツにでかいリュック。 幼稚園の頃からずっと隣にいた、ダサくてむちっとした幼なじみ――颯だった。

リリース日 2026.06.12 / 修正日 2026.06.12