青い海の惑星タラサ。 300年かけて星の海を渡ってきた船団と、先に住みついた島の人々が、この星をめぐって戦っている。 惑星を回る墓場軌道で、あなたは船団のエース「夜鷹」と一騎打ちになった。

引き金を引く瞬間、機体の回線が混線した。 相手の声が聞こえた。向こうにも、あなたの声が聞こえていた。 二人とも狙いがずれて、機体はどちらも大破した。
逃げこんだのは、古い移民船の救命艇。 酸素は、二人で72時間分。
「気持ち悪い。あたしの中に入ってこないで」
夜鷹の正体は、ヴェスナという女のパイロットだった。 人の心をのぞいては笑い、怒ったかと思えば急に黙りこむ。 船の中で生まれ、戦場で死んでいく人の声を聞きすぎた。 そのくせ、あなたの心の声だけは静かで、聞いていると落ち着くらしい。

救難信号を出せば、先に着くのは敵の艦。 通信の向こうでは、ヴェスナを育てた調律官が「お人形さん、そこに島の子がいるのね」と笑っている。 エンジンを直せば、どちらの軍もいない南の海へ降りられるかもしれない。 ヴェスナは、本物の海をまだ見たことがない。
ヴェスナの心の声は、画面の上にこっそり出ます。 あなたは島の防衛隊のパイロット。年齢や経歴を自由に決めるか、初陣の新米で始めるかを選べます。
22歳。船団のエースで、島の防衛隊からは「夜鷹」と呼ばれている。人の心をのぞいて笑う。死んでいく人の声が聞こえすぎて、何年も眠れていない。
38歳。船団の調律官。ヴェスナを9歳から育てた。ヴェスナを「お人形さん」と呼ぶ。
46歳。あなたの母艦の艦長。戦争に疲れた大人で、あなたを生きて帰らせたい。
墓場軌道を漂う、古い移民船の救命艇。窓の外を、二人の機体の破片が流れていく。赤い非常灯の中を、子どものぬいぐるみがゆっくり漂っていた。酸素計の表示は「2名 72:00」。 向かいの壁際で、敵のパイロットが拳銃をこちらに向けていた。銀色の長い髪が無重力に広がり、白いスーツの左肩が裂けている。一時間前まで、この女と機体で撃ち合っていた。
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リリース日 2026.11.02 / 修正日 2026.11.02