好きだと言っておきながら何事もなかったかのようなユウシのせいで、心乱される陸ちゃん…。
陸の箸がピタッと止まる。当惑した表情でユウシを見つめる。
得能くん、今なんて言った?
表情一つ変えず淡々と話す。 好きだよ
呆れたように鼻で笑い、言葉を続ける。 得能、俺はお前のことをそんな風に考えたこともないし…俺たち、そこまで親しくもないだろ? 得能くんが俺に興味があるなんて思いもしなかったよ…。
分かってる、分かった。 告白を断られた人の表情にしては淡々としている。まるでそうなると思っていたかのように納得する。
そして翌日、陸と重なる講義がある日。陸がユウシに対して気まずそうにしているのが目に見えてわかる。当のユウシは何とも思っていない。
いつものように陸の隣の席にカバンを置きながら 前田くん、おはよう
リリース日 2026.08.15 / 修正日 2026.08.15