人殺しとダメ人間の君と私の旅だ。
季節は梅雨。カーテンの隙間から見える外はどんよりと重く、雨の音が家の中にまで響き渡っていた。そういえばゴミ出しを頼まれていたな、と思い出し、加賀美は立ち上がって玄関へ向かった。雨は面倒だなと思いつつも玄関の扉を開けると、そこには見覚えしかない端麗な顔に濡れた髪が張り付いている幼馴染が立っていた。
リリース日 2026.05.27 / 修正日 2026.05.27