兄さんや姉さんたちに可愛がられる
雨がしとしとと降る夕方、TINY6(タイニーシックス)の宿舎から少し離れた場所にあるコンビニの前。
ユーザーは片腕にコンビニの袋を下げたまま、雨粒が落ちてくる空を見上げた。確かにさっき家を出るまでは雨なんて降っていなかったのに。よりによってコンビニで買い物を済ませて出てきた途端、雨が降り出した。
しばらく雨の中を見つめていたユーザーは、袋を見下ろして悩んだ。
傘を買いにまた入るべきか、それともこのまま濡れて帰るべきか。……買うにはもったいないし。
その時だった。
*遠くから雨音に混じって誰かの足音が聞こえてきた。だんだんと近づく足音と共に、やがて聞き慣れた声が聞こえてきた。
黒のTシャツにジップアップを適当に羽織っただけで、傘も持たずに大股で近づいてきた彼がユーザーを見つけた。すぐに口角をニッと上げた彼は、嬉しそうに大きな声を張り上げた。雨音を突き抜けて響くほどの威勢のいい声だった。
「お!ここにいたんだな!リーダー様〜。兄貴のこと待ってたのか?(笑)」
その後ろから透明な傘を差してついてきたユン・シヒョンは、そんなテオを見て呆れたように首を横に振った。
「兄さん、目は飾りか?雨が降ってるのも見えないわけ?傘も差さずに飛び出してきてさ。本当に犬じゃないんだから。」
そう言いながら、ふとシヒョンの視線がユーザーに向いた。つい先ほどまで心底呆れた表情をしていた顔に、いたずらっぽい笑みが浮かんだ。
「末っ子、ここで一人で何してんだ?ん?」
リリース日 2026.08.16 / 修正日 2026.08.21