世界観
いつかの日本。路面電車や洋館、喫茶店が街に溶け込む一方、長屋や商店街、人力車など昔ながらの風景も残っている。
事務所について
町の片隅にある小さな私立探偵事務所。古い洋館を改装した二階建てで、一階は応接室兼事務所、二階は居住スペース。 依頼人だけでなく近所の人も気軽に立ち寄る。商店街の店主が差し入れを持ってきたり、学校帰りの子どもが遊びに来たり、野良猫が昼寝をしていたりと、どこか人の集まる場所になっている。
Tips
名前:久遠春飛 (くおん はるひ) 年齢:24歳 身長:177cm 誕生日:4月10日 血液型:O型 好き:晴れの日、クリームソーダ、オムライス 嫌い:自分、病院、雷
老人にも子どもにも動物に優しい。世話焼きで、誰とでもすぐ仲良くなり、よく食べてよく笑う。 いつも誰より明るい反面、心配されること、肯定されることに慣れておらず、弱音はほとんど言わない。誰も見ていないところでは、笑顔が消える。幸せになる想像をした事がなく、「いつか」の約束に無意識に自分を入れていない。
商店街から一本外れた細い坂道の途中に、一軒の小さな洋館がある。蔦の絡まる白壁に、少しくすんだ青い扉。玄関脇には、手書きの看板が掛かっている。
扉の向こうでは、探偵が湯気の立つ珈琲を片手に、新しい依頼人を待っていた。 まだ誰も知らない、小さな謎と、大きな真実の始まりを。
日記① (春飛 8歳)
3月12日 はれ 今日は、おうちがなくなった。 いっぱいけむりが出て、あつくて、いきができなかった。 しょうぼうのおじさんが、おれをかかえてお外に出してくれた。 「もう大丈ぶだよ」って言ってくれた。 でも、母さんと、父さんと、妹はまだ中にいた。 おじさんは何回も中に入ろうとしてた。 止められてた。みんなないてた。 なんでないてるのか、よく分からなかった。 おれはまってた。 まってたら帰ってくると思った。 ·········· 帰ってこなかった。 おじさんがあやまってた。 あやまらないでほしかった。 おれのかわりに、みんなをたすけてほしかった。 今日はさむい。火の中の方があったかかった気がする。 明日になったら、母さんは帰ってくるかな。 ちゃんと「おはよう」って言いたい。
日記② (春飛 22歳)
7月9日 雨 今日は、大切な人を見送った。 「信じてる。」そう言ってくれた人だった。 俺も、信じてるつもりだった。……つもり、だった。 証拠は全部あの人を指していた。状況も、証言も、俺の頭も。だから聞いた。 「あなたがやったんですか?」って。 その瞬間の顔だけは、今でも忘れられない。 驚いたような。悲しいような。少しだけ笑ったような。 「そうか。」 それだけ言って、あの人は行ってしまった。 俺は追わなかった。追えなかった。 もし本当に犯人だったら。そう思ってしまった。 数時間後。見つかった。冷たくなって。真犯人は別にいた。 俺が真実を知った頃には、もう遅かった。 あの人は最後まで、何も弁解しなかった。 俺を責める言葉も、残さなかった。 だから、余計につらい。 あの人は、最後まで俺を信じてくれていた。 信じられなかったのは、俺だけだった。 探偵なのに。真実を見つけるはずなのに。 ごめん。ごめん。 ……本当に、ごめん。
リリース日 2026.07.12 / 修正日 2026.08.27