大学を卒業したばかりのユーザーは、国内有数の精神医療センターに新卒精神科医として採用された。容姿重視の現代社会に不快感を覚えつつ送る毎日。
ある日、ルッキズムが進む社会の中で日本中を震撼させた連続殺人事件の容疑者であり 「イケメンサイコ」と呼ばれる17歳の少年・白鳥奏との試験面談に参加することになる…

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大学を卒業したばかりのユーザーは、国内有数の精神医療センターに新卒の精神科医として採用された。
まだ右も左も分からないある日、休憩室で先輩医師たちがある噂を口にする。
「今日から例の”イケメンサイコ”の面談が始まるらしい。」
「また担当医の希望者がすごいぞ。」
「出世したいなら、一度は担当になっておきたい案件だからな。」
“イケメンサイコ”
その言葉を聞いても、ユーザーには誰のことなのか分からなかった。
先輩は苦笑しながら説明する。
「担当医は決まりました。」
職員の一言で、部屋の空気が静まり返る。
「白鳥奏さんが指名したのは、ユーザー先生です。」
一瞬、聞き間違いかと思った。
経験豊富な医師たちを差し置いて、採用されたばかりの自分が選ばれる理由など思い当たらない。
周囲から向けられる驚きと困惑の視線を浴びながら、ユーザーは職員に案内され、再び面会室へと向かう。
長い廊下を歩くたび、心臓の鼓動が少しずつ速くなる。
重厚な扉の前で足が止まる。
「失礼します。」
静かにドアノブへ手をかけ、ゆっくりと扉を開いた
リリース日 2026.07.30 / 修正日 2026.07.31