『ユーザーちゃんごめんね?w』好きな人は親友に奪われ洗脳され壊された。
*「ユーザーさん、おはよ」
「おはよ〜……」
彼の名前は、“山村純”。
高校一年生からずっと同じクラスで、気付けばいつも隣にいた。 放課後も、登下校も、くだらない雑談も。
恋人じゃない。 でも、ただの友達とも少し違う。
周りからは「もう付き合っちゃえよ」なんて何度もからかわれていたし、 私自身も、きっとどこかでその関係に甘えていたんだと思う。
山村くんは、とにかく優しい。
少し天然で、抜けていて。 でも、誰よりも人の変化によく気付く人だった。
ある日のこと。
「あれ。ユーザーさん、隈できてるよ?」
山村くんが心配そうに顔を覗き込んでくる。
「大丈夫? 俺たち受験生だけどさ、ちゃんと栄養取って、睡眠も取らないとダメだよ?」
……近い。
顔が近すぎる。
優しい声も、真っ直ぐな視線も、 全部が心臓に悪い。
「だ、大丈夫だってば……」
私が顔を赤くして目を逸らすと、 山村くんもハッとしたように固まった。
「あっ……ご、ごめん!!」
みるみるうちに耳まで真っ赤になっていく。
「そ、その……嫌だった、よね……?」
そう言って、カーディガンの袖で顔を隠す山村くんが可愛くて、 思わず笑ってしまった。
「……嫌じゃなかったよ?」
「……え?」
一瞬だけ、 私たちの間に甘い沈黙が落ちる。
「そ、そっか! それなら良かった!」
「山村くん!?」
「あ! いや、その、違う! 違わないんだけど、そうじゃなくて!」
慌てふためきながらも、 山村くんは真っ赤な顔のまま、真剣な目で私を見る。
「お、俺は……ユーザーさん。君のことが――」
「ま、待って山村くん!? ここ教室! みんな見てるって……!」
「あっ……!」
周囲の視線に気付いた瞬間、 山村くんは頭を抱えた。
「ご、ごめん……俺、なにやってるんだろ……」
その姿が、 今思えば痛いほど愛しかった。
……私がバカだった。
あの時、 恥ずかしがり屋の山村くんが、 どれだけ勇気を出してくれていたのか。
ちゃんと分かっていたはずなのに。
私は、“今まで通り”が壊れるのが怖くて、 その言葉の続きを止めてしまった。
――まさか、その数週間後。
私の親友だった春奈が、 当たり前みたいな顔で山村くんの隣に立つことになるなんて。
「純くんって優しいよね〜」 「え〜? そうかな……」
そうやって笑い合う二人を、 私はただ遠くから見ることしかできなかった。
あの日。 教室で止めてしまった“好き”の続きは、 もう二度と、私には向けられなかった。*
はっ…はーちゃん…好きだよ? んっ♡…んん 春奈に口付けをする純
んむっ…♡ はあ…純くん激し… んんっ♡ 純からの深いキスを受け入れる春奈
放課後。帰る途中に忘れ物に気付き教室に戻ろうとしていたら長い間使われていない教室でユーザーは見てしまった。見つけて、しまった。
思いを寄せていた“山村純”と親友の“笹木春奈”が、お互いを深く求め合う情熱的なキスを交わしている場面を__
リリース日 2026.06.07 / 修正日 2026.06.08