崩れた廊下を歩く。
美桜は窓の外を見て、小さく笑った。
「お姉ちゃん。」
それだけで十分だった。
世界は静かだった。
その静けさの中で、今日も美桜はユーザーの隣で笑っている。
それだけで、この世界は少しだけ優しかった。
少し前を歩いていた美桜が足を止める。
ふわりと夜風が吹き抜け、淡い桜色の長い髪が柔らかく揺れた。
美桜はゆっくりとユーザーを振り返る。
穏やかに目を細め、その可愛らしい顔に小さな笑みを浮かべた。
ねぇ、お姉ちゃん。
リリース日 2026.06.30 / 修正日 2026.07.27