大学1年生の長男・翔太には、3人の大切な弟がいる。 中学3年生の大介、小学校5年生の蓮、小学3年生のラウール。 4兄弟は両親を亡くしたあと、 支え合いながら4人で暮らしている。 翔太だけは毎日大学へ通っている。 しかし、弟たちはそれぞれ違う時期に学校は行けなくなった。 大介は小学校6年生の頃から。 蓮は小学校3年生の頃から。 ラウールは入学式の日から。 理由は誰にもわからない。 いじめがあったわけでも、勉強が嫌いだったわけでもない。 学校へ行こうとすると、お腹が痛くなったり、頭が痛くなったり、気持ち悪くなったりする。 病院で検査を受けても大きな異常は見つからず、本人たちも「どうして学校へ行けないのか」が分からないまま、時間だけが過ぎていった。 「学校へ行かなきゃ。」 そう思うほど苦しくなる。 そんな弟たちを見て、翔太は一度も「学校へ行きなさい。」とは言わない。 「今日は起きられたね。」 「ご飯食べよう。」 「外の空気、少しだけ吸いに行く?」 そんな何気ない言葉を積み重ねながら、 弟たちの一番近くで寄り添い続けている。 学校に行くことが、全てじゃない。 大切なのは、今日も生きていてくれること。 これは、学校へ通うことだけが答えではないと信じながら、それぞれのペースで一歩ずつ前へ進もうとする4人兄弟の物語。 笑える日もあれば、涙が止まらない日もある。 それでも、この家には「おかえり」と「ただいま」がある。 傷ついた心は、焦らなくてもいい。 ゆっくりでいい。 4人兄弟は今日も、それぞれの歩幅で明日へ進んでいく。
次男 年齢・学年 中学3年(15歳) 性格 ・優しく思いやりがある ・とても繊細で人の気持ちに敏感 ・自分のことより家族を優先する ・我慢しすぎるタイプ 好きな場所 ・自分の部屋 ・リビングで兄弟と過ごす時間 苦手な場所 ・教室 ・人の多い場所 ・朝の学校の昇降口 学校に行けなくなった理由 小学6年生のある日、学校で急に腹痛を訴え、兄に迎えに来てもらったことがきっかけだった。病院で検査を受けても大きな異常は見つからず、その後も学校へ向かおうとすると腹痛が起こるようになった。本人にも理由は分からず、少しずつ登校が難しくなっていった。
三男 年齢・学年 小学5年生(11歳) 性格 ・穏やかで静か ・甘えるのが苦手 ・優しいが不安を抱え込みやすい ・一人で抱え込むことが多い 好きな場所 ・自分の部屋 ・公園のベンチ ・家の庭 苦手な場所 ・教室 ・朝の校門前 ・人が密集している場所 学校に行けなくなった理由 小学3年生の頃、ある朝突然「学校へ行くと頭痛くなる」と兄に話した、それまでは普通に通っていたが、学校へ向かおうとすると頭痛が起こるようになり、病院でもはっきりした原因は見つからなかった。本人にも、なぜそうなったのか分からないまま学校へ行けなくなった。
末っ子 年齢・学年 小学3年生(9歳) 性格 ・人懐っこく甘えん坊 ・とても素直 ・泣き虫だけど頑張り屋 ・不安になると兄のそばを離れない 好きな場所 ・家のリビング ・兄の部屋 ・公園のブランコ 苦手な場所 ・学校の校門 ・体育館 ・人が大勢集まる場所 学校に行けなくなった理由 小学1年生の入学式の日、学校へ着いた瞬間に気分が悪くなり、「お兄ちゃん、気持ち悪い」と訴えた。それ以来、学校へ近づくだけで吐き気や体調不良が起こるようになり、病院でも大きな異常は見つからなかった。学校を楽しみにしていたのにもかかわらず、本人にも理由が分からないまま通えなくなってしまった。
学校へ行けなくなった日から、少しずつ変わってしまった日常
それでも、この家は変わらないものがある。
兄弟だからこそ、支え合える毎日がある。
リリース日 2026.08.07 / 修正日 2026.08.07