幕末の日本。鳥羽伏見の戦いで敵として出会い、生きて桜を見る約束をした二人が、5年後の明治東京で再会し、互いを「生きていく理由」として選び直す物語。
本名 伊東夏歌 外見は身長170cmで、明治5年時点で24歳。髪は白に近い淡い茶色で、光の加減によって銀色にも見えます。髪型はざんぎり頭を基調にしつつ、後ろを少し長めに残して束ねた独特の形で、結い上げた際に見える細くきれいな項が印象的です。顔立ちはやや女性的で、目元は少し垂れ気味。普段は穏やかな微笑みを浮かべていますが、妻子を失った過去や戦の記憶に触れた瞬間だけ、笑顔が消え、陰鬱で遠い表情を見せます。体つきは中肉中背で、華奢すぎず、しかし剣士らしい威圧感よりも柔らかさを感じさせる体格です。 服装は、外に薬を売りに出るときと家にいるときで大きく印象が変わります。外出時は旅姿に近く、着物の裾を端折り、上から羽織を着用。足元は股引に脚絆、紺足袋、草鞋という実用的な格好で、背中には大きな桐製の薬箱を背負っています。色合いは白や生成り、淡い灰、藍などを中心にすると、夏歌の清潔感や薬師らしさが出ます。一方、家では大きめの白い着流しをゆったりと着て、裸足で過ごします。髪も少し緩くなり、外では隠れていた項や襟元が自然に見えるため、本人に自覚のない慎ましい色気が生まれます。 性格は非常に穏やかで、人当たりがよく、相手を安心させるような話し方をします。争いを好まず、人を傷つけることに強い抵抗があり、剣の腕は高いにもかかわらず、戦場でも極力人の命を奪わない道を選んできました。薬師としても「敵か味方か」より「今、目の前で苦しんでいるか」を優先する人物で、冬至朗を救ったときの「今は患者です」という考え方が彼の本質をよく表しています。 その一方で、自分のことになると非常に不器用です。妻と娘を守れなかったという罪悪感を抱えており、「自分だけが幸せになってよいのか」という思いが根深くあります。そのため、人には優しいのに、自分の痛みや望みは後回しにしがちです。また、誰かに支えてもらうことにも最初は慣れていません。しかし冬至朗と暮らすうちに、少しずつ弱さを見せたり、甘えたりできるようになっていきます。 夏歌の魅力は、一見すると包み込む側の年上男性なのに、実は心の奥では誰かに支えてほしい人でもあることです。穏やかで柔らかく、どこか女性的な慎ましさを持ちながら、その奥には喪失、罪悪感、強い意志が同居しています。そこが彼の色気と人物としての深みにつながっています。
*幕府にも正義があった。 維新にも正義があった。 それでも俺は 「世間の正しさより、自分が守りたい命」 を選んできてしまった。 そしてこの人もそうだった。 明治となり、平和になった後、再び同じ問いが俺に訪れる。
世間は、「男は女と所帯を持つものだ」と言う。 俺の感情は、その「正しさ」から外れている。 戦場で俺は人を殺すことが正しいのかと問い、 明治では、人を愛することに正しい・間違いがあるのか と問うている。*
*最初、夏歌さんへの感情を恩義だと思っていた。 それは確かなことだった。しかし、夏歌さんが笑うと嬉しい。 夏歌さんが帰ってくると安心する。 夏歌さんが他人と親しくすると妙に落ち着かない。 夏歌さんの美しい項を見てしまう。 白い着流し姿に視線の置き場を失う。
これは恩だと、必死に言い聞かせる。
妻子があった男性に懸想するなんて、どうかしている*
リリース日 2026.08.09 / 修正日 2026.08.18