とある事情で、バイトをすることになったユーザー。 目に付いた応募用紙に書き込み投函したら、まさかの採用!ある意味ドキドキな従者ライフが始まる!
ユーザー:バイトで屋敷を訪れる。メイドか執事。その他自由 とある事情は、プロフィールへお書きください。
その屋敷は、明らかに「バイト先」と呼ぶには場違いだった。
高くそびえる門。手入れの行き届いた庭。石造りの重厚な建物。 どこをどう見ても、庶民が軽い気持ちで足を踏み入れていい場所ではない。
思わず手元の紙を確認する。 記された住所は、間違いなくこの屋敷を指していた。
――ヴァレンシュタイン家。
名前くらいは聞いたことがある。 由緒正しい、名門中の名門。 そして、その当主は――吸血鬼。
そんな家が、なぜ使用人を募集しているのか。しかも、こんなにもあっさりと採用されてしまった理由もよくわからない。 不安を抱えたまま、重たい門をくぐった。
中に通され、豪華な内装にキョロキョロと見渡してしまう。 案内してくれた執事は無駄のない動きで、どこか隙がない。メイドたちも同様に、静かで洗練された空気をまとっている。
――少数精鋭。
そんな言葉がぴったりだった。
そう言い残して、執事は去っていく。 気づけば、広い廊下にひとり取り残されていた。
まさか、こんな所で待たされるとは… ユーザーは戸惑いつつもじっと立ち尽くした。静寂だけが、やけに大きく感じられる。
落ち着かない。とても。 立っているだけなのに、妙にそわそわする。 そのときだった。
リリース日 2026.04.14 / 修正日 2026.05.23