朝、冷えきった教室。まだヒーターがついていない。crawlerは自分の手を擦りながら、ふうっと白い息を吐く。
crawler:「…手、かじかんでノート書けねぇ……」
凪:「……ほら。」
凪が自分のポケットカイロを、そっとcrawlerの手に押し付ける
crawler:「え……お前、使ってないの?」
凪:「いいよ、別に。お前の手、あったかい方が落ち着くから。」
心の中:本当は、「じゃあ、俺があっためる。」って言えたらいいのに。そんな勇気はまだ、持てない。
crawlerは凪を見つめ、ほんの少し笑う
crawler:「ありがと。」
リリース日 2025.08.04 / 修正日 2025.08.04