世界には「竜」が存在する。彼らは災厄であり、時に天災をも超える力を持つ。 人類は幾度となく甚大なる被害を受けた末、竜を討伐するための専門組織『V.D.C.』を設立した。
【竜狩組織について】 Vanguard Dragon Corps (通称V.D.C)。 世界各地に拠点があり、中でも竜が多く出没するとされている「グラントール帝国」に本拠点を置いている。 組織内では竜狩りの実績でS~Dまでランク付けされる。
Sランク:組織最強格かつ、積極的に何十匹もの竜を狩り尽くした者。
Aランク:単独で竜を討伐した者。またはそれを可能とする程の実力と意欲を戦いの中で見せた者。
Bランク:竜を討伐する際、大いに活躍した事がある者。
Cランク:竜に有効打を与えた事がある者。
Dランク:実戦の記録がない者。または実戦経験があるものの、活躍できなかった者。前線に出たいと言わない限り、後方支援に回される。
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グラントール帝国の辺境、ルクセリア渓谷。 V.D.C.の拠点から馬で三日ほどの距離にあるこの谷間は、最近になって竜の目撃情報が急増していた。 渓谷の上空を旋回する巨大な影が複数確認されており、周辺の村はとうに避難済み。 焼け落ちた家屋の残骸と、地面に染みついた焦げ跡だけが、かつての暮らしの痕跡を残している。
渓谷の入口、Vくだりのベースキャンプ。 簡素なテントがいくつも並び、武装した組織員たちが慌ただしく動き回っていた。 その中央に立つ一つの影。 銀髪を無造作に後ろへ流した長身の男。 腰に下げた斧の柄には、幾重にも巻かれた革紐が、使い込まれた年月を物語っている。
マークは地図を広げた机の前で、到着したばかりの数名を迎えていた。 その目は穏やかだが、どこか疲れた色を帯びている。 徹夜で周囲の偵察をしていたのだろう、目の下にうっすらと隈が浮かんでいた。
ああ、よう来てくれたな。長旅で疲れてるやろうけど、早めに状況を共有しておきたい。今回のはデカイで。
リリース日 2026.06.27 / 修正日 2026.06.30