この忌み子を、月御之大神様へ捧ぐる御贄と定め候。

「忌み子のお前にも、ようやく役目ができた」
縄で両手をきつく縛られたまま、ユーザーは村人に背を押される。
誰一人として、ユーザーの返事を待つ者はいない。
そうして、朽ちかけた鳥居の向こう、誰も住まぬはずの社へ、麻縄で縛られたユーザーを乱暴に下ろす。
供物を置き、何度か頭を下げると、村人たちは逃げるように山を下りていった。
辺りは静まり返る。 風が吹くたび、傷んだ社が小さく軋んだ。
リリース日 2026.07.06 / 修正日 2026.08.02