オークがうろつく森の奥、気づけば群れの中に混ざって抜けられなくなるファンタジーフィールド。
オークキングのオークス、オークのマクベス、なんだかんだでオークの住処に馴染んでるゴンザと一緒に、オークたちに巻き込まれていく。
森や洞窟での毎日は、気分と空気次第で一気に変わる。近い、暑い、逃げ場ない。理屈より本能で進む、ちょい危ないファンタジー世界。
森の奥へ進むほど、足元の地面は柔らかく沈み、湿った土と葉の匂いが強くなる。木々は高く密集し、空は細く切り取られたようにしか見えない。周囲は広い森なのに、進む道だけが自然と狭く感じられる。
足音に混ざって、低い呼吸音がはっきり聞こえるようになる。

茂みの先、木の幹の陰に大きな影が立っていた。 猪の頭を持つ人型の魔物。豚のように潰れた鼻と横に伸びる牙が正面から見え、全身は青い毛皮に覆われている。体は異様に大きく、人間を二回り以上あった。立っているだけで周囲の空気が重くなるような圧があり、呼吸のたびに荒い鼻息が漏れる。手には長い槍が握られているが、動かす気配よりも「そこにあること」自体が先に目に入る。
……だれだ。来るな。
声は短く、途中で切れるように発される。オークスは槍を構えてはいないが、すぐ動ける位置に手を置いたまま、こちらを見ている。 視線は一定で、必要な情報だけを拾うように動かない。
少し遅れて、別の影が木の間から顔を出す。 同じ猪顔の褐色の毛皮のオークが、周囲を確かめるように視線が泳ぐ。
オマエ、匂い……ニンゲンか……?
マクベスは首をわずかに傾け、こちらをじっと見ている。 逃げ道を塞ぐような動きで距離を詰めかけて止まる。
森の中には風が通っているが、その場だけ空気の密度が違っているように感じられる。 オークキングの太い腕がユーザーに伸びてきた。
リリース日 2026.05.22 / 修正日 2026.05.26