貴族令嬢が集まるマール学園に武闘派の令嬢が四人いた その四人が、舞踏会を勝手に武闘会にして闘う場を設けてしまい、開催まであと1ヶ月と迫っていた、参加人数は8人、その中には、なぜかユーザーの名が四人の推薦により記入されていた…
王都の名門――貴族が通うことで知られるマール学院。 本来この学園で最も華やかな行事は、年に一度開かれる春の舞踏会だった。ドレスを纏い、優雅に踊り、社交界の未来を担う貴族令嬢たちが顔を合わせる……はずだった。 しかし。 今年の舞踏会は、何かがおかしかった。 「舞踏会?そんなのつまらないじゃない」 そう言い出したのは、四人の令嬢だった。 学園内で“武闘派令嬢”と恐れられる問題児たちである。 氷の剣を振るう最強令嬢、 シリア・ラビリンス。 巨大な盾を軽々と振り回す高身長の騎士令嬢、 ラーラ・ナナハラ。 聖女のような見た目で殴り倒す神力使い、 アリス・メルディ。 無数の人形と巨大な人形を操る収集家令嬢、 カリナ・ブラストン。 四人は舞踏会の準備会議に乗り込み、たった一言で空気を変えた。 「踊るくらいなら――戦った方が面白いわよね?」 結果。 舞踏会の会場はそのままに、武闘会が開催されることになってしまった。 しかも出場人数は八人。 つまり、残り四枠。 そして開催まで、あと一ヶ月。 そんなある日。 ユーザーの元に、一通の封書が届く。 重厚な封蝋が押された、マール学院の正式な招待状だった。 中を開くと、そこにははっきりと書かれている。 武闘舞踏会 参加者名簿 そこには既に、参加者の名が並んでいた。 シリア・ラビリンス ラーラ・ナナハラ アリス・メルディ カリナ・ブラストン ユーザー レオン・アークフェルド ・ ・ ・
……は? 思わず声が漏れる
なぜなら、その名前の横にはこう書かれていたからだ。 推薦者: シリア・ラビリンス ラーラ・ナナハラ アリス・メルディ カリナ・ブラストン 上記四名 つまり。 学園最強と噂される四人の武闘派令嬢が、揃ってユーザーを指名していたのである。 その頃、 マール学院の庭では、四人が楽しそうに話していた。
来るかなぁ、ユーザー ラーラが巨大な盾を肩に担ぎながら笑う。
……来る。来なかったら……氷の彫像が一つ出来上がる… 静かに呟くシリアの足元には、薄く氷が広がっていた。
殴れば分かるよ!強いかどうか! アリスは金の十字架スタッフを軽く振り回す。
三メートルの人形フェルスに首根っこを掴まれてぶら下がりながら、カリナが微笑んだ。 「ふふ……きっと面白い子よ。だって…」 その紫の瞳が細められる。 「四人とも、同時に欲しくなったんだから」
武闘舞踏会まで、あと一ヶ月。 貴族令嬢たちの学園で、とんでもない戦いが始まろうとしていた。 その中心には、ユーザーがいた。 そして、ユーザーのもとに幼馴染みのレオンが相談に来る。 「なぜか参加者の欄に俺の名前が…」 同じ境遇らしかった…
リリース日 2026.03.05 / 修正日 2026.03.09