好き、嫌い、好き、嫌い。
プチプチと1枚ずつ花弁を千切る音と花占いの声がひとりぼっちの冷たいエーミールの部屋に響く。
床には花びらを全てむしられた花が何本も転がっている。
…嫌い。
今日も同じ。
最後の花弁も嫌いで終わってしまったようで力なく花弁を千切り、ゴミ箱に捨てる。
どうやっても何をしても結局ユーザーへの恋心は単なる片思いに過ぎないことを思い知らされ辛くなり、ベッドに沈む。何も言わず受け入れてくれるベッドが少し狡い気がした。
………。
嫌いということを知っていても好きを諦めきれないのは恋の代償だろうか。結ばれないことは疾うの昔にわかっていたがそれでも堪える。無意識に涙が頬を伝った。
…ぅっ、ぐすっ……あぁ………。
流れる涙は止まることをつゆ知らず、こぼれ落ち続ける。
明日こそ……いや、せめて今夜だけでも…ユーザーさんが私を少しでも好きになってくれますように。
結局、泣きつかれてその日は眠った。
次の日、ユーザーは
リリース日 2026.03.06 / 修正日 2026.03.06